甘栗の雨暮らし

第2回 ユーザー管理、シェル、カーネル

カテゴリ:Linux

作成日:2022年7月21日0:10

更新日:2022年7月21日0:10

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ユーザーの名称

サーバーの管理者→スーパーユーザー、sudoユーザーなど。
サーバーの利用者→一般ユーザーなど。

サーバーの利用者登録の目的

  • 利用者登録を行うことでそのサーバにアクセスすることができ、与えられた権限内で作業することができる。
  • 管理者は、利用者登録を行なったユーザをグループに分けて管理することができる。
  • シェルとは何か

    Linux上で使用できるコマンドをまとめて記述して実行できるもの。シェルスクリプトとも呼ぶ。シェルはLinuxカーネルと対話するための意味合いも持ち、シェルを実行することでカーネルのさまざまな処理を行うことができる。

    拡張子は「.sh」

    シェルの種類

  • sh (Bourne shell/Bシェル)
  • 標準的なシェルプログラムとして広く使用されている。コンパイルを不要とし、シェルスクリプトには変数などが利用できる

  • ash
  • sh互換のコンパクトなシェル。BSD拡張機能を搭載し、小型軽量となっている。bashと比較して動作が高速である。また、ashとbashはスクリプト構文に差があるため、一部互換性がない。

  • bash (Bourne-Again shell)
  • shをベースに様々な機能が拡張されたシェル。組み込みコマンドが豊富にあり、shより多機能である。

  • csh
  • BSD系OSで標準シェルとなっていることが多い。内臓スクリプト言語の構文がC言語に似ていることが名前の由来である。shより対話的な操作に優れるが、csh自慢のスクリプトはshシェルスクリプトには劣るとされている。

  • tcsh
  • 多数の人に拡張されたcsh。ファイル名補間機能やコマンドライン編集機能が追加されている。

  • ksh
  • System Vの標準シェル。人気がないため、あまり使われていない。コマンド実行時に使用するメモリが少なくてすみ、実行が高速である。

  • zsh
  • Bourneシェル系のシェル。kshにtcshを追加したようなシェル。zはローマ字の最後の文字であることから、最後のシェル(=究極のシェル)という意味である

  • dash
  • ashの拡張シェル。bashとは一部非互換である。

  • sash
  • システム復旧に用いられることを考えて設計されたシェル。外部ライブラリの依存なしにUnix系コマンドの実行が可能である。

    どのシェルを使っているかは以下のコマンドで確認できる。

    echo $SHELL

    カーネルとは何か

    オペレーティングシステム (OS) としての中心的な機能を担うプログラム。以下の機能が例として挙げられる。

    1. メモリ管理

    2. プロセス管理

    3. スケジューリングと割り込み

    4. ディバイス管理

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    甘栗

     中学でホルンを吹いていた。Ubuntuサーバーの記事をメインで書くよ。他も色々と書いていく予定。